2007年10月08日

私の展望



びっくりしました。
前回の更新から早1年が過ぎていたなんて!
来てくださっていた方、ホントにごめんなさい・・・(ToT)

最近、私がいる外来化学療法室はかなり忙しいです。
うちの病院が、がん診療連携拠点病院に認定されてから、いろんなことが急ピッチで進んでいます。
外科教授が横浜から腫瘍学認定医師(?)を招き入れ、その先生がセンター長になり、化学療法室から「がん治療センター」と呼び名が変わり、がん治療支援センター稼働のため、MSWや臨床心理士を含めたセンター会議を開くようになり、院内でのがん治療統一を図るため「がん化学療法委員会」を発足して各科の医師を集めて定期的に会議を開き・・・
と、これらのことがここ3〜4か月の間に始まりました。
研修もかなり数多くなり、その度に参加しています。
どれもこれも全て、政府が発足したがん克服10か年計画(こんな様なタイトル・・)によるものですが、私の主観で言わせていただくと、

「やっと気がついたのね・・(-_-メ)」

って感じです。
もっともっと昔から癌と闘ってきた方々がたくさんいるのに・・・。悪性新生物が死亡原因の第1位に上がったのはここ最近ではないはずなのに・・・

そうそう、それと同時に終末期患者への在宅ケア、緩和ケアの重要性も挙げられるようになりました。
17年前、看護師になってからずっと疑問視していたターミナルケアの在り方が今、見直されようとしています。
やっとです。
一般病棟では緩和ケアの限界を感じ、オペ室や在宅ケアに逃げていた私が、時代の流れとともに再びがん看護に入り込むようになったことに、喜びを感じています。

まだまだこれからです。
患者さんとその家族への心身ケア、院内のがん治療に関する意識改革、チーム医療へのアプローチ、在宅ケアの推進、緩和ケアの充実と、やることは山のようにあるけれど、一つ一つのことを着実にカタチにしていきたいです。横と縦のつながりの一つの鎖となって。

Burn outしない程にね・・(笑)
ニックネーム Mari at 00:03| Comment(0) | 看護について

2006年11月06日

明日へと続く道


久しぶりに仕事のお話をば…


現在私は、とある大学附属病院の外来化学療法室に勤務しています。
ここはまだ7月に開設されたばかりでまだまだ未開発状態です。
私達看護師が土台を作るため試行錯誤している中、一番恐れていた事態が起きてしまいました。

その患者さんへは病名未告知、そして家族は抗がん剤投与拒否しているというのに、化学療法の指示が出てあやうくそれを施行しかけたのです。抗がん剤の前の制吐剤を静注しているところでそれが判明したのでなんとか間に合いましたが、患者さんは自分が癌であることが分かってしまいました。家族の方は泣きながら私達に訴えました。
「助からないのなら抗がん剤の苦しみを与えずに安らかに死なせてあげたい。そう思って癌の告知をせず、涙を堪えて笑顔で接してきたのに。全てが台無しになってしまった」と。
一番恐れ、一番起こしてはいけない事態となってしまいました。
本人と家族のショックを思うと謝罪してもし尽くせません。

今後、2度とこのようなことが起こらないよう、病状説明情報用紙を作成して診療部長会議に提出、全てのDrがこれを使って告知に対する情報をケモ室まで流してくれるようお願いしました。
発症から入院、退院に至るまでの経過と今後の予定、そして外来化学療法を行うようになったいきさつ、何よりも患者本人が癌に対してどのように説明を受け、どのように受け止めているかを、私達は把握する必要があるからです。

1人の患者さんを巡って様々な分野の医療者が携わっているこの大病院の中で、統一した情報を得ることは本当に難しいことです。
しかし、患者さんとその家族の方に安心して治療に臨んでいただくよう、私たちが出来る精一杯のことをやっていこうと思います。
ニックネーム Mari at 21:11| Comment(7) | 看護について

2006年10月10日

こんな日ばかりではないんだけど・・


ブログの更新が出来る=彼とうまくいってない


知らない間にこんな方程式が出来上がってしまったようです。
だって、ラブラブの時にはPCを触ろうなんて思わないもの。
ほんのちょっとのすれ違いで、家の空気がガラッと変わる。
さっきまでの笑顔はどこに消えてしまった・・?

「気難しい」

彼を一言で説明するとこうなるということが最近分かりました。
感情の浮き沈みの激しさにどこまでついていくべきなのでしょう。
私自身がそういう性格だったから、逆に自分が冷静になれて、相手に合わせることが出来ているのかもしれない。「他人のフリ見て我がフリ直せ」とはこのことかな・・(笑)

知り合いが誰もいないここで一人きり、毎日こんなことばかり考えているとオカシくなってしまいそうなので、ブログで思いっきり吐き出させてもらいます。仕事に支障がでても困るので。
それでなくても仕事でもストレス溜まっているのに。

この年齢で再就職というのはやはり大変だとしみじみ感じます。
本当なら中堅クラスを経て、さらなる段階へ上がっていくべきなのに、
この病院での私は、無知で素人同然。
患者さんの前で答えれないことがこんなに堪えることとは・・・
一日も早く病院の一スタッフとして恥ずかしくない言動がとれるようになりたいと、切に思います。

あぁ、もう。暗いぞ、私。
パァ〜っといこうぜ、パァ〜っと!!かわいい
ニックネーム Mari at 22:24| Comment(0) | my private

2006年09月24日

新たな決意

4ヶ月もご無沙汰してしまいました。
なんだかんだと理由をつけてブログに向かい合わなかった自分が恥ずかしい・・・。
しかしこの間に、私を取り巻く環境は一変しました。

まず、生まれ育ってきたところを離れ、違う県に移りました。当然職場も変わり、ある大学附属病院に就職しました。久しぶりの大病院で両親も安心した様子。私自身も正職員になれてホッとしています。
ここで配属されたのが外来化学療法室。癌看護は10年ぶりでいささか緊張しています。しかも対象は外来患者なのでセルフケア看護が中心となり、私も勉強が必要になります。

でも何よりも変わったことは、彼と一緒に暮らし始めたこと。
このブログでは仕事のことをメインにしていたので私生活について触れてはいなかったけど、これは非常に大きな変化なので敢えて書かせていただきます!

私はバツイチである。だから赤の他人と一緒に暮らす楽しさと苦しさは身に沁みているつもり。しかもずっと前から彼と暮らし始めたら苦労するだろうとういことは解かっていた。
それでもなお同棲生活を選んだのは何故だろう・・・ 
まだ3週間しか経っていないのに何度涙を流したことか。
それでもなお同棲生活を続けていこうと思うのは何故だろう・・・
きっとお互いを理解していくにはすごく時間を要するのだろうな。
今日みたいに自分の思いをきちんと伝えていくことが必要なんだろうな。どんなに些細なことでもちゃんと伝えることが大切なんだ。
私達は人種が違うから何かあるとすぐにそれを持ち出してしまうけど、よくよく話してみると考え方がすごく似ている。
彼も私も、お互いが同じようにお互いの動きを探っていて、同じように黙って見ていて、同じように待っていたことを今日知った。
こうやって少しずつ相手を理解し、自分を理解してもらおう。
その為の努力を厭わないようにしよう。

ふぅ。
つらつらと書き出したらスッキリした!
こんなそんなで始まった新生活だけど、頑張っていきたいと思います手(グー)
ニックネーム Mari at 04:07| Comment(3) | my private

2006年05月09日

これって贅沢な悩み・・?



今の病院は5月で終わり。6月から同じグループだけど違う市の病院に行きます。
さて、そこで問題が。
果たして次はどのセクションに行くべきか・・・
あれだけ自分には向いていないと感じてはいるが、もう少し急性期を経験したいという気持ちがある。でも次の病院は去年立ち上げたばかりで、まだICUが稼働していないんだなぁ。
半年のみの契約だから、あれだけ嫌だったOPE室でもいいかな。
今は慢性期疾患を看たいと思わない。仕事に対して本腰が入っていないからだと自分では思っているが。
こんな半端な気持ちで仕事に臨むのって、やっぱりいけないだろうな・・。
ふ〜む、悩む・・・ふらふら
ニックネーム Mari at 23:07| Comment(0) | 看護について

2006年03月17日

疲れたけど、今書きたいこと。


準夜勤を終えた朝の5時半。家についた途端に泣いてしまった。
この激しく心が落ち込んでいる原因を考えてみる。

1.受け持っていた患者が自己抜管した。前にも同じことをしている患者だったから、気をつけなきゃいけないことは解かっていた。でも、テレビを観て嬉しそうにしていたから抑制帯で腕を縛るのを躊躇してしまい、オペ後患者が入室して忙しくなるまでこのままでいいや・・と思った矢先に起きてしまった。インシデントレポートを書くつらさよりも、Drの「手ぐらいちゃんと縛っておけよ」と呟いたその言葉がつらい。
自分の状況判断の甘さに泣けてくる・・・。

2.自己抜管の落ち込みを引きずったまま、オペ後患者受け入れの手伝いをする。
私がメインで受け持っている時とは違って、パッパッと患者の身の回りが片付いていく相方の動きをみてため息をつく。どうして私はあんなふうに出来ないのだろう。無駄な動きが多いのと優先順位が解かっていないからだと思うのだが・・・。

3.そうしてバタバタ動いているうちに激しくモニターのアラーム音が鳴り始める。行ってみると重症外科患者がHR40台、BP60台に下降しており、主治医に連絡している間にアレストとなってしまった。相方が違うベットサイドにいた医師達に声をかけてくれて心マを開始し、なんとか蘇生して状態は落ち着くが、駆けつけて泣いている家族へ退室をお願いする勇気がなく、出てきた深夜勤者にそそのかされる。
解かってはいる。家族がベットサイドにいたら私達の仕事は進まないことを。排泄物チェックも出来ないからIN,OUTの計算もできないし、点滴のルート整理もままならない。でも、少しでも家族を側にいさせてあげたかっただけなのに・・・。

4.外科患者が落ち着いたころ、先ほどの自己抜管患者の呼吸状態が悪化したため再々挿管となる。セデーションをかけるついでに・・とCVの入れ換えも行う。
もう私はぐったりしてしまいさらに動きが鈍る。そこへ深夜勤者への申し送りで突っ込まれること多々あり。Drに確認をとっていないのにいい加減に返事をしている自分のいい加減さにホトホトあきれる・・・。

ええ、すべてただの言い訳にすぎないことは解かっている。
「こうするつもりだった」「こうしてあげたかった」思いが、次のステップに支障をきたしている。その場の状況にマッチしていない。
精神面よりも身体面を優先する必要がある場面でも、すぐに考えを切り替えれない。
先の状況を読み取り、それに対する迅速な対応が、判断が今の私には欠けている。


今日はっきり分かった。私は急性期看護は向いていない。
でも、今ここにいる以上、私はやっていくしかない。
やっていくしかないんだ。
ニックネーム Mari at 07:10| Comment(5) | 看護について

2006年03月08日

こんな私がリーダーなんて・・


今日、うちのICUで一緒に働いている同僚と主任で焼肉を食べにいきました。
この同僚は私と同様、派遣でこの病院にきて2年間ほど働き、今月半ばに任期を終了して地元に帰っていきます。私よりうんと年下なのにすごくしっかりしていて、仕事中いつも抜けのある私は彼女に注意されてばかり。だから密かに彼女に申し送りをするのが怖かった・・・(涙) でもリーダーとして信頼ある彼女がここを去るのは残される私達にとってキツイんです。さらに人不足のためとうとう私もリーダー業務を任されるようになります。とても自信のない私は考えるだけで胃が痛くなる・・・。
本来、この年齢と経験年数だったらもっとしっかりしていて後輩指導とか病棟管理ができていなければいけない立場の私が、こんなに仕事が出来ない。気をつけてやっているつもりなのに、申し送り時になると出来ていない、わかっていないことを指摘される。プライドも傷つくけどそれ以上に無能な自分が情けなくてやるせない・・・。
そんな泣き言を主任に言うと、「でもあなたの患者さんに対する姿勢は素晴らしいから」と一言。
ありがとう、主任さん。慰めてくれて。でも、ICUはそれだけではいけないことはよく解かっています。どこのセクションもそうだけど、やはり確実な知識の基で点滴やモニター管理が間違いなく、抜けなく行うことが大前提なんです。患者の命を守るために。
失敗は許されないことだから、どんな小さなことにも神経を張り詰めて、疑問視する目を持って、解からないことをそのままにしないよう気をつけていこうと思います。
それでも、失敗してしまったら・・・
そうなってしまった経過を振り返り、今後は二度と同じ過ちをせぬようしっかり反省しながら一つずつ自分の糧に変えていきましょう。
不安だけど、これからも頑張っていきます!!
ニックネーム Mari at 01:38| Comment(0) | 看護について

2005年12月31日

1年を振り返って


早くも今日で今年が終わろうとしています。
今までに経験したことのないことばかりの1年間でした。
仕事でもそう。
4月までは訪問看護をしていた私が、留学後の今は急性期のICUにいる。
全く分野が違う。だからこそ面白く感じている部分もあるんだけど…。
留学中、何がつらかったって、仕事をしていないことが一番苦痛だった。
トロントで看護師として活躍している方々の話を伺う度に、ウズウズする気持ちを堪えるのが大変。英語うんぬんじゃなくて、純粋に「看護がしたいっ!」って思ってた。
自分が思ってる以上にこの仕事にハマッてる自分を再認識でき、本当に良い年になりました。
来年はどんなことをやってるのかな?
何をするにしても、この仕事に対する情熱は持ち続けていたいと思います!

皆様、どうぞ、良いお年を・・ハートたち(複数ハート)
ニックネーム Mari at 12:16| Comment(0) | 看護について

2005年12月15日

誰がための・・・


久しぶりの更新です。家で有効的な時間の使い方が出来ない私。いかんなぁ・・

さて、最近自分が疑問に思うことを一つ。
セデーションは誰の為に行うのでしょうか。

うちのICUでは、心外のon pumpのope後で、まだ循環動態や呼吸状態が安定していない時などに患者の心身の鎮静目的でよくディブリバン、ドルミカム等の薬剤が使われています。体動を抑制することでドレーンからの出血量を最小限にしたいこともあります。
この間の夜勤の時のこと。
昼夜逆転して声を張り上げている男性老人患者に、毎晩のようにディブリバンを使っているのは知っていましたが、敢えて私は使いませんでした。
他の患者はみんな意識の無い方ばかりで迷惑にはならないし、暴れて危険行動をとる体力はなく、しかもその晩は落ち着いていたから、私がしっかりその方を監視することも出来ていたし。
でも、深夜勤で来たナースはそのPtをみるなり速攻ディブリバンを投与していました。
「夜は寝るための時間ですよー。はい、おやすみなさい。あれ、まだうるさいわ・・」と言いながら。

確かに夜は眠った方がいい。心身のためにも。
でもそれはPtが「眠れた」という自覚がないと意味をなさないのではないかと思うのです。昼夜逆転したPtへの看護法を知らない私が言うべきことではないと思うけれど、薬剤で強引に寝かす、起こすのが有効なのでしょうか。
また、私達が仕事しやすいように様々な工夫を凝らすことはとても大切。
でもそれを患者に向けるべきではないと、私は思います。

みなさんはどう、思われますか??
ニックネーム Mari at 01:40| Comment(7) | 看護について

2005年11月11日

今の自分に甘えずに!

今回、初めて携帯からの記事投稿をしてみました。どんな感じに出来上がるのかしら‥ 今日はお休み。いつも休みの日は出かける私ですが、今日は寮でウダウダしてます。 仕事中はいつも時間との戦いなので、こういうゆったり感が嬉しいですね新月 ICUというセクションは大変なとこだなと、しみじみ感じています。だけど10数年看護師やってると、つい今までの経験に頼ってしまい、解剖や検査や薬効など解ってるような気になりがち。実際、それでついていけているし。でもそんな驕りによって見落とした異常徴候が、患者の命を左右するかもしれない。この年齢だからこそ自分に厳しく、そして謙虚に物事を受け止める姿勢が必要だと思ってます。 こんなことを感じている今日この頃の私です。うぅ、勉強しよっと!!
ニックネーム Mari at 13:58| Comment(3) | 看護について